脳ドックとは?

脳ドックは、MRIを用いた脳の検査はもちろん、脳卒中の原因となる因子が無いかどうか、多方面から検査を行うものです。

脳卒中は日本人の死因の第3位であり、岩手県においては、いまだにガンに次ぐ第2位です。
死因としては減少していますが、羅患率は上昇傾向にあります。これは、高血圧、糖尿病などの生活習慣病が増加していることと関係があります。

脳卒中は、いったん発症すると重度の障害を残すことが多く、予防がもっとも大切です。

近年MRIの普及、診断装置の進歩により、従来入院しなくてはでできなかった脳の検査が、外来で手軽にできるようになりました。
皆様もこの機会に受けてみてはいかがでしょうか。

 

脳ドックでわかる病気

 

 

 

無症状の脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤、脳血管の動脈硬化、狭窄、閉塞
他にも 認知症 脳動静脈奇形 モヤモヤ病 など 

 

脳ドックの検査項目

 

頭部MRI・MRA 脳の中や脳の血管の異常の有無を調べます
頸部MRA 脳に続く血管の、頸部での異常を調べます
血液検査・尿検査 高脂血症、糖尿病などの危険因子がないか調べます
心電図 心房細動など、脳卒中の危険因子となる不整脈などがあるかどうか調べます

以上の基本検査で料金¥43,000円です。

 

オプション検査項目

患者様の必要に応じて選択していただく検査です

頸動脈エコー(¥4,000) 超音波で頸動脈の狭窄、動脈硬化などを調べます
ホルター心電図(¥19,000) 24時間装着して記録する心電図検査です。一過性の心房細動など、
通常の心電図検査では発見されない異常がないか調べます。
脳波検査(¥10,000) てんかんなどの疾患がないかどうか調べます。
長谷川式認知機能スケール(¥1,000) 認知症がないかどうか検査する高次脳機能検査です。
胸部レントゲン(¥2,600)  

所要時間は約2時間です。結果は翌日以降になります。
検査の内容によっては結果が出るまで数日かかる場合もあります。